地熱エネルギー開発に新しい波は起こせないかと常々考えています。第一の波は従来の地熱発電事業化の波で、主として1960年代から電力会社や資源会社などが行ってきたいわゆるコンベンショナルな発電事業です。次に、第二の波として現在、研究中の超臨界地熱資源の開発利用になります。しかし、地熱資源は特に日本はいろいろな形で広範に広がっており、それを利用したいと考える多方面の人々がおられます。さらに、高温蒸気、高温~低温の熱水など、多種多様の地熱資源もあります。これらを用途に応じて、地域の活性化のために、地域主体で活用を考えていく、しかも事業性も付加しながら実用化を行っていくという視点が第三の波と考えています。このような考えの方がおられましたら、是非、課題の共有や情報交換をお願いします。